JIS C 5381-1からJIS C 5381-11への変更に関して大きく異なる点は、SPD故障時により安全に幹線から切り離されることが明確にされたことです。従来SPD分離器が遮断機(MCCB)の場合では、SPD故障モードを模擬した試験や、一時的過電圧試験の要求性能を満足できず、SPDを保護できない領域があるため、SPD分離器を適切に選定し、SPD故障時にも対応することがJIS C 5381-11で求められるようになりました。